厚生連高岡病院は高度急性期病院として様々な最先端技術・設備を備え、患者さんが信頼・安心・満足していただける病院を目指しています。
その中で、当院の管理栄養士は、入院患者さん一人ひとりに合わせた食事プランを患者さんとともに考え、提案しています。
話をしっかりと聞いたうえで、できるだけ食事から栄養を摂ることを勧め、量の調整や食べられそうな物を聞き、可能な範囲で対応しています。
笑顔が湧き出る1品を目指して
笑顔が湧き出る1品を目指して食事は国内産の食材にこだわり、地産地消の取組みをしながら富山県の良さを存分に盛り込みたいと、行事食も年間32回行っています。
立山連峰の美しい山々から流れ出る水で育まれた農産物と、天然の生簀(いけす)と呼ばれる富山湾からとれる幸は絶品です。
高岡産コシヒカリをはじめ、JA契約ファーム直産の人参・氷見稲積の減塩梅干し、冬には氷見ぶりも使用しての「ぶり大根」は患者さんに喜ばれています。
人気No.1メニューのカツカレーは、作り手の思いがいっぱい入ったこだわりのルーです。爽やかなミモザサラダと一緒に食欲をそそる1品になっています。
直営の良さを利用した厨房からの発信
毎日ミニカンファレンスを行い、風通しを良くして厨房から発信する「治療の一環としての食事」を大切にしています。
自分自身が嫌だと思う食事作りはしないこと(プロとしての意識向上)、患者さんの要望に真摯に応えること、を目標に行動しています。
すべて当日調理を行い、新鮮で「食材の味がする」料理仕立ての味を楽しんでいただいています。
管理栄養士は患者さんを訪問し、栄養指導の中で食事の大切さを伝えるとともに、病態を把握します。様々な情報を厨房と共有することで、喜んでもらえる食事を目指しています。
入院センターでの取組み
毎日送られてくる入院センターでの情報から、アレルギーや疾患に対して、食事の変更や料理の準備、栄養指導に繋げています。
また、がん拠点病院として化学療法を受ける患者さんの希望を聞きながら、楽しく美しい食事作りをどう提供できるかを皆で考えています。
新たな発想の転換を取りいれながら、その1食が最初の1食であるかもしれない、また、最後の1食かもしれないと、1食を大切に扱うことに取り組んでいます。
JA富山厚生連について
富山県厚生農業協同組合連合会では、高岡市で病床数517床、28診療科と健康管理センター、滑川市で病床数279床、14診療科と健康管理センターを有する公的医療機関として、組合員・地域住民の健康維持・増進活動と良質で高度な医療を提供し、地域社会の発展に貢献しています。
【関連リンク】
URL:JA富山厚生連(http://www.toyama-kouseiren.jp/)
施設名:富山県厚生農業協同組合連合会