鹿児島厚生連病院(鹿児島県)は、早期発見が困難な「すい臓がん」を調べる人間ドックオプション検査を平成30年6月より実施しております。
また、診療においては化学療法を積極的に実施するなど、がん診療機能の充実に取り組んでおります。
人間ドックオプション検査による「すい臓がん検査」
すい臓がん検査はMRI検査、すい臓超音波検査、すい臓がんに必要な血液検査を組み合わせた、すい臓がんの早期発見を目指したオプション検査となります。
すい臓がんだけではなく、すい臓がんのリスク因子である膵嚢胞や膵管拡張などの発見にもつながります。家族歴のある方、慢性膵炎と言われている方、糖尿病、肥満、喫煙やお酒を飲む方など、リスクの高い方にはおすすめの検査です。
快適な環境下における抗がん剤治療
すい臓がんなどのがん治療においては、抗がん剤治療が目覚ましい進歩を遂げておりますが、当院においても16床のベッドを配置した化学療法室において、患者さんやご家族の不安軽減に努めながら、専門スタッフによる抗がん剤治療を行っております。
また、ベッドからは桜島と錦江湾を一望でき、少しでもリラックスして治療を行なっていただける環境づくりを行っております。
これからの展望
鹿児島厚生連病院は、健康診断による疾病の早期発見、生活習慣病の予防、がんをはじめとする専門的検査・治療など「予防から治療まで」の一貫した体制による保健・医療活動に取り組んでまいります。
鹿児島厚生連病院について
平成30年5月に新築移転した当院は、病床数184床、17診療科と健康管理センターを有する公的医療機関となります。
健康管理部門では、鹿児島県における健康管理活動のリーダーを目指すとともに生活習慣病の予防に取り組んでおります。
診療部門では、専門的ながん診療をはじめとした、消化器・呼吸器・循環器疾患の高度で良質な医療の提供を行っております。
これからもJA組合員および地域住民の健康の維持・増進活動と良質で高度な医療の提供を通じて、地域社会の発展に貢献してまいります。